
毎年5月の第1日曜日は、毎日家族のために頑張ってくれている母親に感謝の気持ちを込めてカーネーションなどのプレゼントを贈る「母の日」です。日本での歴史も古く、1931年女性の人権を求めて立ち上げた婦人会の結成がその起源と言われています。なお、その当時は皇后の誕生日を母の日としていたため、その日程は今とは大きく異なりました。また、その認知度も全国的なものではなく、知っている人は少数という状況でした。
しかしその後、1936年に日本の製菓会社が母親を讃えることを目的とした会を結成し、その他さまざまな団体と協力しながらその普及活動を全国に広めていった結果、その状況は大きく変わります。これにより、これまで家庭において立場が弱かった母親に対して感謝を示す「ありがとうお母さん」という文化が一気に定着したのです。そしてその後、その日自体もアメリカの文化にならい5月の第2日曜日に代わり今に至ります。なお、その当時から母性愛の象徴とされていた赤いカーネーションが定番のプレゼントとされていました。
ただ、これは健在の母に限られ、母が亡くなっている場合は白い花を胸に飾ることで感謝の気持ちを伝えていました。そんな母の日はみなさんもご存知な通り、時代と共に母親への感謝を表す日としてその知名度は高まりつつある一方で、贈りものの多彩化も進んでいます。カーネーションにこだわらずとも好きな花やものを送ったり、感謝の気持ちだけでも母親に伝える日にするのが良いでしょう。母の日のことならこちら
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